2026年10月29日、東京・中野区の「中野ブロードウェイ」にある時計店で、約4,600万円相当の高級腕時計が盗まれる事件が起きた。
ところが11月1日、盗まれた時計が謝罪のメモとともに宅配便で被害店舗に届いたという。盗品は戻ったものの、事件が解決したわけではない。いったい何が起きたのだろう?
⌚ 試着した腕時計、そのまま持って逃走
事件が起きたのは10月29日午後7時45分ごろ。中野ブロードウェイ3階の時計店を訪れた男が、店員に腕時計の試着を希望した。
男が左腕につけたのは、スイスの高級時計ブランド「オーデマ・ピゲ」の腕時計。価格は約4,600万円相当と報じられている。
そして男は、試着した時計をつけたまま突然店外へ走り出し、逃走した。店内にいた時間は約8分だったという。
警視庁は窃盗事件として捜査を開始。11月2日の報道時点でも、逃げた男の行方を追っている。
📦 3日後、今度は宅配便で帰ってきた
事件から3日後の11月1日午前、被害店舗に宅配便が到着した。
荷物は愛知県内から発送されており、中には盗まれた腕時計が入っていた。時計のシリアルナンバーが被害品と一致し、目立った破損も確認されなかったという。
さらに驚くことに、荷物には謝罪する趣旨の手書きメモまで添えられていた。差出人の名前や住所も書かれていたものの、警察は虚偽の可能性があるとみて調べていると報じられている。
報道によって、警視庁の見方は「盗んだ人物が送ったとみている」「送った人物が事情を知っているとみている」と書き方が分かれている。なぜ盗品が返ってきたのか。発送した人物が誰なのか。現段階ではまだ分かっていない。

🔍 なぜ返した? ここからはちょっと推理
盗んだ時計をわざわざ返す。なかなか不思議な行動だ。
例えば、盗んだものを換金できずに困ったのかもしれない。あるいは報道を見て怖くなったのかもしれない。第三者が事情を知って送り返した可能性も、現時点では排除できない。
ただし、これらはどれも仮説。売却を試みたという事実も、犯人が反省して返したという事実も確認されていない。
ちなみに、今回の被害品の確認にはシリアルナンバーが使われた。番号があるから必ず売却できない、という話ではないけれど、少なくとも時計の個体を特定する手掛かりになることは分かる。
